【外壁塗装】契約前に優良業者を見極める8つのポイント

2020年3月20日

外壁塗装イメージ

「外壁塗装の業者選びのコツが知りたい!」

「優良な外壁塗装の業者を見極めるには、どんなポイントを見ればいいの?」

家疑問くんそんな疑問にお答えします。

 

クレームが多いリフォーム業界。

業者選びも難しい。

その中でも特に優良な外壁塗装業者を探すのはとても難しく、「何となく」や「低価格」だけで選んでしまえば大きな後悔につながってしまいます。

だからこそ、業者選びのポイントをしっかりと把握しておきましょう。

本記事の内容はこちら。

  • 外壁塗装業者を選ぶ上で失敗する原因
  • 外壁塗装業者を見極めるポイントを人・会社・業務の3つの視点から解説

では1つずつ解説していきます。

1.外壁塗装の業者を選ぶ上で失敗する原因

外壁塗装の業者選びは難しく、失敗が多いと言われています。

なぜなのでしょう?

いろいろな要因がありますが、その中でも大きい原因は2つあります。

  • 業者の選択肢が多すぎて難しい
  • 外壁塗装は手抜き工事が多くなりやすい

1つずつ解説していきましょう。

1-1.業者の選択肢が多すぎて難しい

「外壁塗装業者」と一言で言っても、塗装をやっている会社は次の4種類もあります。

  • 外壁塗装のみを行う専門業者
  • リフォーム専門業者
  • 注文住宅なども扱う工務店
  • 大手ハウスメーカー

その他、例えばホームセンターが窓口(仲介)となって工事を請け負うこともありますが、基本的には上記4つになります。

各それぞれの会社もかなりの数があるのに、それが4種類となれば選択肢は無数。

その中から優良業者を探そうとするわけですから、難易度は高くなるのは当然と言えます。

1-2.外壁塗装は手抜き工事が多くなりやすい

外壁塗装は手抜き工事が多いと言われています。

その最大の原因は次の2つです。

  • 塗装の仕上りを見ても「手抜き工事」なのか見分けにくい
  • 手抜き工事だったのかどうか判明するのは、工事後、何年も先になる

外壁塗装の工事工程の流れは

「補修」⇒「洗浄」⇒「下地塗り」⇒「上塗り(1回目)」⇒「上塗り(2回目)」

となっていて、塗装が長持ちするかどうかは全ての工程がきっちりと行われていないといけません。

しかし、塗装の仕上りだけ見ても、洗浄・下地塗り・上塗り1回目などが丁寧にやってあるかどうかは分からないんです。

だからどうしても手抜きが多くなってしまいます。

2.【基本】先入観を捨てて、探す業者の選択肢を増やす

本章から具体的に優良業者の見分けを解説していきますが、それ以前に大切な「前提」があります。

それはタイトルの通り「先入観を捨てて、探す業者を多くしよう」ということです。

例えば1-1章で解説したとおり、外壁塗装業者は専門業者以外にも工務店やハウスメーカーといった形で4種類あります。

インターネットの情報や営業マンの話を聞いていると、例えば「工務店やハウスメーカーは止めておこう」とか、逆に「塗装専門業者は止めた方がいい」という情報があります。

しかし、どれも各業者の立場からの利益を優先したポジショントークが多い。

確かにそれぞれ4種類の業者別にメリット・デメリットがありますが、あくまでも「傾向」の話であって、それぞれの会社によって特徴はまったく異なるはずです。

ですので、「専門業者にした方がいい」とか「工務店にしよう」という先入観を捨てて業者を探しましょう。

また、「価格の安さ」や「営業マンのトーク」だけで業者を決めず、時間の許す限り1社でも多くの業者を探すのが大切です。

もしも時間が無くてなかなか探せない、という場合は、次のような「一括見積もりサービス」を利用しましょう。

日本で唯一、建築士が運営する外壁塗装一括見積サイト「外壁塗装パートナーズ」

住所や大体の自宅の坪数を入力するだけで、住んでいる地域の外壁塗装業者3社から「無料」で見積りをもらえるサービスです。

外壁塗装パートナーズ以外にも一括見積りサービスはいっぱいあるので、ぜひ利用して情報を集めましょう。

ちなみに、この「外壁塗装パートナーズ」は次のようなメリットがあります。

  • 相見積りによって価格が下げやすい
  • 建築士が運営しているので、登録業者が信用できる
  • 外壁塗装のプロから客観的なアドバイスがもらえるので失敗リスクが下がる

こういった一括見積りサービスを利用すれば、1章に記載した「業者の選択肢が多すぎる」「手抜き工事が多い」という理由での失敗リスクを減らせるはずです。

地元の優良外壁塗装業者が見つかる【外壁塗装パートナーズ】

3.優良な営業マン・担当者を見極めるポイント3つ

優秀な営業マン

外壁塗装の業者を選ぶ上で、営業マンなどの担当者の良し悪しはとても重要です。

3章では営業マン・担当者の見極めるポイントを3つ解説していきます。

3-1.ヒアリングが的確か

「自分たちのことを真剣に考えてくれる営業マン・担当者を選びたい」、誰もがそう思います。

特に契約後も親身に対応してくれる人がいいですよね。

ただ、契約前にそれを見極めるのはなかなか難しいもの。

契約前に「感じ」が良くても、契約後に行動が遅く、対応が悪いなんてことも多々あります。

契約前に担当者を見極めるポイントは1つだけ、それは「ヒアリング」です。

今の自宅の状況、予算などはもちろん、今後どれくらい住む予定なのか、など、細かいヒアリングがあるかどうか。

営業マン目線で言えば、塗料の種類は価格・耐久年数によって無数にあるので、状況に合わせて提案すべきものです。

そのためにはしっかりとしたヒアリングが欠かせません。

複数の業者からヒアリングしてもらい、比較していくのがベストだと思います。
特にちゃんとしたヒアリングもなく、「外壁にヒビが入っているので急ぎで塗装すべきです!」と急かすだけの営業マン・担当者の場合は避けましょう。

3-2.塗装範囲を丁寧に説明してくれる

塗装範囲について、外壁塗装業者と揉めるケースがあります。

例えば、雨樋・バルコニー床・庇(ひさし)・破風・門や塀などが塗装範囲に含まれているかどうかです。

いちいちこちらから細かく確認しなくても、事前に丁寧に説明してくれる営業マン・担当者であればプラス1点だと思います。

3-3.塗料の耐久年数を過度にアピールしない

塗料の中には、20~30年と長期間の耐久年数を持つものがあります。

当たり前ですが、耐久年数が長ければ長いほど、塗料の金額は高くなります。

しかし、耐久年数は塗料メーカーが提示している目安に過ぎません。

施工内容の良し悪しや環境などの要因で、目安よりも長持ちしないことだって十分にあります。

にもかかわらず施工業者が耐久年数を強くアピールする営業マン・担当者は問題です。

リスクやデメリットも提示しようとする親切心や公正さも足りないですし、最悪、塗り逃げしようとする悪徳業者の可能性もあるので注意しましょう。

4.優良な外壁塗装の会社とは?

4章では外壁塗装会社の良し悪しを判断するためのポイントを解説していきます。

ポイントは次の3つです。

  • 施工実績を確認する
  • 保証で判断しない
  • アフターフォローの頻度を確認

1つずつ解説していきます。

4-1.施工実績(施工事例)を確認しよう

新築も同様なのですが、過去の施工数などで施工の良し悪しを判断するのは正直むずかしいと思います。

施工数が多ければ安心してしまいがちですが、施工数が多くてもお客様のクレームを親身に受け止めて改善を続ける企業姿勢がなければ意味はありません。

施工の良し悪しを判断するには、各業者の施工実績(施工事例)を丁寧に確認するしかありません。

パンフレット・チラシ・ホームページなどに施工実績(施工事例)が記載してあると思いますが、施工後の完成宅一覧が並んでいるだけの業者はあまりオススメできません。

しっかりとビフォーアフターの写真や、外壁の拡大写真なども記載してある業者は、施工に自信がある可能性が高い。

また、施工実績前後に、施工に関するこだわりなどもしっかりと表記されているかも確認しておくと良いでしょう。

4-2.保証がちゃんとしているかは確認できない

5~10年と、期間は外壁塗装業者や各塗料によってバラバラですが、「塗料の剥がれ」に対して保証があります。

仮に外壁塗装業者が保証期間に倒産してしまった後に塗料の剥がれを見つけたとしても、日本にはちゃんと保証される制度もあります。

しかし、外壁塗装業者がちゃんと保証をしているかどうか、契約前から確認することはできません。

外壁塗装業者に確認したところで、「うちはちゃんと保証していますよ」と返答するに決まっています。

もちろん、ちゃんと保証してくれる確率の方が高いですが、中には「塗料に問題がある」といって塗料メーカーに責任をなすりつけようとする悪徳業者も存在します。

事前に発見することは難しいですが、なるべく相場よりも安すぎる業者は避けましょう。

4-3.アフターフォローの頻度を確認しよう

4-2章の「保証」と同じで、「アフターフォロー」の良し悪しも契約前から確認することは不可能だと思います。

ですが、外壁塗装の営業マンに、次の3つのことを確認しておけば、最低限のアフターフォローの内容が分かるはずです。

  • 各業者内で定まっている「定期点検」の頻度(回数・時期)
  • 各業者内で定まっている「定期点検」の内容
  • 「定期点検」の担当者

事前にこの3つを確認して、複数社で比較すれば、アフターフォローがひどい業者は避けられると思います。

5.優良な外壁塗装業者を見分けるコツ2点

見積書

5章では、「効果的に」優良な外壁塗装業者を見分けるポイントを2つご紹介します。

5-1.見積りの情報が詳細かを確認する

優良な外壁塗装業者ほど見積りに「詳細な内容」を加えます。

例えば次のような項目です。

  • 細かい塗装箇所(ひさし・雨樋・バルコニー床など)
  • 塗装工事以外の内訳金額(洗浄・足場・養生など)
  • 保証内容
  • 塗料の種類や塗りの回数
  • 塗料を塗る正確な範囲(㎡などで表記)

その他、塗り漏れの予防策なども記載してあったら100点だと思います。

ただ結局1社だけの見積りでは判断が難しいので、2章で解説したように、一括見積りサービスなどを利用してでも複数社から見積りをもらいましょう。
日本で唯一、建築士が運営する外壁塗装一括見積サイト「外壁塗装パートナーズ」

外壁塗装の見積りについてまとめたページもあります。
【外壁塗装の見積りの注意点】書面チェックだけでは足りない

5-2.2度目と3度目の塗料の色を変えているかを確認する

これはちょっとしたコツなのですが、とても効果的です。

施工業者にさらりと「2度目と3度目の塗料の色は変えてるんですか?」と聞いてみて下さい。

2度目と3度目の塗料の色が同じだと、ベテランの職人でも塗り残しを無くすのは難しくなります。

とくに3度目はどこまで塗ったか分からなくなるんです。

逆に色を少し変えると塗り残しが目立ってしまうので、塗り残しができなくなります。

さり気なく質問してみて、「うちは塗り残しが無いように色を変えてるんですよ」と説明してくれる施工業者なら安心です。

6.まとめ

外壁塗装の優良業者を見極める方法はお分かりになりましたか?

リフォーム全般に言えることですが、特に外壁塗装の場合は業者も塗料も選択肢が多いので、優良業者を探すのは大変です。

ですが、本記事で解説したポイントを押さえていけば、きっと良い施工業者に巡り合うと思います。

ぜひ素敵な外壁に生まれ変わることを願っています。

 

最後までご愛読頂きまして誠にありがとうございます。

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